診療案内
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麻疹や水痘などの感染症にかかると免疫を獲得できますが、感染症を発症することによっていろいろな合併症(脳炎、肺炎など)を起こす危険や、周りの人にその病気を広げてしまうことがあります。「ワクチンで予防できる疾患はワクチンで予防する」ことが現代の感染対策として最善の方法と考えられています。自分とみんなを守るため、当院では積極的に予防接種を推奨しています。
定期接種・任意接種ともに受け付けています。予約制になっておりますので、お電話や窓口でお問い合わせください。
肺炎は日本人死因の第3位(2016年)の疾患です。肺炎球菌は肺炎の主な原因菌の1つであり、ワクチンによって肺炎球菌感染症を防ぐことができる可能性があります。
2014年10月から23価肺炎球菌ワクチンが定期接種となっています。定期接種に該当する年齢以外でも任意接種(自費)はいつでも可能です。また、23価肺炎球菌ワクチンは5年以上経過したら2回目の接種ができます(任意)。
成人の定期接種の対象は23価ワクチン(ニューモバックス)のみですが小児で使われている13価ワクチン(プレベナー)も65歳以上の成人に接種可能となっています。2つのタイプのワクチンを組み合わせて接種することで予防効果の拡大を期待できますので、気軽にご相談ください。
対象 |
さいたま市に住民登録があり、これまでに23価肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)の接種を1回も受けたことが無い方で、以下のいずれかに該当する方。
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期間 | 2020年4月1日~2021年3月31日まで (2024年度以降は65歳の方と接種対象者②の方のみが対象となります) |
費用 | 4,600円(税込) |
毎年流行するインフルエンザウイルスのタイプが違うこと、ワクチンによる予防効果が弱くなってくることから、年に1回の接種が薦められています。今年は新型コロナウイルスの流行もあり、65歳以上の定期接種(B類疾病)の接種期間が拡大しました。
任意接種も含め、インフルエンザワクチンは2020年10月1日から開始します。
米国では6ヶ月以上のすべての人に接種が推奨されており、特に感染すると重症化しやすい妊婦や肥満者、喘息・糖尿病・腎・肝障害など慢性疾患をもっている方の任意接種を推奨しています。当院も積極的な接種をおすすめしています。
予防効果を高めるために、13歳未満では2回接種となります。著しく免疫力が低下していると判断される場合には、13歳以上でも2回接種を推奨しています。
対象 |
さいたま市に住民登録があり、以下のいずれかに該当する方。
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期間 | 2020年10月1日~2021年1月31日まで |
費用 | 1,600円(税込) |
帯状疱疹は免疫力が落ちてくると、幼少時に感染した水痘・帯状疱疹ウイルスが再活性化して引き起こす病気です。
85 歳の人の約50%が帯状疱疹を経験していると報告されており、帯状疱疹後神経痛は 10~50%に生じるといわれています。そのほかにも合併症(Ramsay Hunt症候群、失明など)で日常生活の質の低下をきたすことがあり、2016年3月に50歳以上の方を対象に、帯状疱疹予防のための水痘ワクチン接種が適応となっています。
麻疹(はしか)、風疹では2回のワクチン接種で免疫を獲得することができます。下記に示す方は予防接種法の関連などで免疫が十分に獲得されていない可能性があります。ワクチン歴がはっきりしない場合には、抗体価を測定することで免疫をもっているかが分かりますのでご相談ください。
●麻疹:1978~1990年生まれ
●風疹:1962~1989年生まれの男性、
1979~1989年生まれの女性
お子さまの定期接種・任意接種をおこなっていますので、お電話でお問い合わせください。 同時接種も積極的に行っています。
日本小児科学会から予防接種に関する基本的な知識と各ワクチンの情報がまとめられた「知っておきたいわくちん情報」(日本語版Vaccine information statement (VIS))が公開されています。ご参照ください。
(リンク:
http://www.jpeds.or.jp/modules/activity/
index.php?content_id=263)
明らかな発熱がある場合には接種ができません。副反応をみる時間が必要ですので、終了間際の接種は避けてください。 1つのワクチンを接種したあと、次のワクチンを接種するまで、一定の間隔をあけなければなりません。
●生ワクチン:27日以上
●不活化ワクチン:6日以上
麻疹・風疹、ムンプス、水痘・帯状疱疹、ロタウイルス、BCG
※妊婦や免疫不全の方は接種できません。接種後2ヶ月は避妊が必要です。
インフルエンザ、肺炎球菌、B型肝炎、HPV、3種混合(DPT)、ヒブ、日本脳炎、A型肝炎
全国で風疹患者が増加しており、妊婦の感染で生じる先天性風疹症候群が埼玉県でも確認されています。風疹抗体保有率の低い現在39~56歳の男性を対象に2019年4月から予防接種法に基づく定期接種が行われることになりました。
また、今年度も引き続きさいたま市、埼玉県でも対象者(下記参照)は風疹抗体検査を無料で受けることができますので、ご確認ください。
内容 | 抗体検査+ワクチン |
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対象 | 昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた男性 上記対象者に各市町村から風疹の抗体検査と風疹の定期予防接種を無料で受けられるクーポン券が配布されています。原則としてまず抗体検査を行い、風疹の抗体が陰性の方が定期予防接種として麻疹・風疹ワクチン(MRワクチン)を接種できます。 |
期間 | 2019年4月1日~2022年3月31日(3年間) |
費用 | 無料 |
内容 | 抗体検査のみ |
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対象 |
さいたま市に住民登録があり、下記要件をみたす方
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期間 | 2020年4月27日~2021年3月13日まで |
費用 | 無料 |
内容 | 抗体検査のみ |
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対象 |
さいたま市・川越市・越谷市・川口市を除く埼玉県内に住民登録があり、これまでに風疹の予防接種・抗体検査・検査等の結果による風疹の確定診断を受けたことが無い方で、次のいずれかの要件に該当するもの。
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期間 | 2020年4月1日から2021年3月31日まで |
費用 | 無料 |